神楽坂らしさが表現されたお土産を作りたい!

私は手土産を持っていく際に神楽坂に店舗を構えているのもあり神楽坂周辺で探すのですが、「神楽坂といえばこれ!」という名物らしい物が特にないので結構悩むことが多いと感じていました。
手土産は美味しさだけでなくパッケージの見た目も重要です。見た目でまず驚かせたい、そして食べて感動させたい、、、
そのような商品を求めるうちに自分で作ってしまおうと考えるようになりました。

本物のフォンダンショコラを広める

フォンダンショコラといえばナイフを入れれば温かいチョコレートがトロリと流れ出てくるお菓子と日本では認識されています。しかしそれは「モワルーショコラ」と呼ばれるもので誤解されて広まっています。本来はしっかりと焼き込まれていて、口に入れると濃厚なチョコレートが口の中でトロけていくものです。この本物のフォンダンショコラをベースに試作を繰り返し「神楽坂ショコラ」として販売を開始しました。

塩で驚きと感動を

味わいは濃厚でドッシリとして口に入れると柔らかくトロけていきます。そのまま食べても美味しいです。
しかし味に驚きを与えて感動させたいと考えて行き着いた答えは「塩で味変する」でした。
神楽坂ショコラは、宮崎の塩職人の渡邊健太さんが作るハッピーソルトの入った小瓶とセットでご提供させて頂きます。
ハッピーソルトは幸島付近で満月の日に採取した海水を串間市で丁寧に釜炊きしたもので、味わいはトゲがなく丸い印象で上質な甘みを感じるものとなっています。
幸島の南には恋ヶ浦、北には夫婦浦、築島があります。恋して夫婦を築いて幸せに暮らす土地に流れる海水からハッピーソルトは作られているんです。
こんな幸せな由来のある塩との組み合わせは極上の味わいを実現させてくれました。
新しいチョコレートの食べ方としてぜひ体験していただきたいと思います。

厳選した素材

チョコレートはベルギーチョコレートのトップブランドのベルコラーデの「ノワール・コレクシオン・エクアドル71」を使用。
カカオ分71%の苦みと酸味が特徴でキレのある味わいの高級チョコレートです。
バターは北海道産無塩バターを使用。卵は徳島県産たむらのたまごを使用。
昔ながらの風味とコクがあり、卵特有のイヤな臭いがありません。
小麦粉は不使用ですのでチョコレート本来の風味をしっかりと感じることができます。

パティシエ紹介

蒲生 弘明 Hiroaki Gamo

2013年に神楽坂の地で商売を始めました。100種以上のイタリアワインをそろえて日夜ワインに合う料理を作っています。デザートは食事の最後に食べるもので印象に強く残るので誰にも負けない美味しいものを作りたいと思い、店舗運営の傍らで有名パティシエの弟子として日々研鑽を積んでいます。「神楽坂のレストランで一番チョコレートが美味しいのは神楽坂イタリアン」と言われるよう努力を続けていきます。